空気搬送

空気搬送の呼び名として空気輸送、エアー搬送などと呼ばれています。

集塵、排ガスはダクト配管を用いて、工場などのじん肺対策として塵、埃などを集塵してサイクロンからバグフィルターを通して大気に排出させることを目的としますが、空気搬送は配管ダクトなどを介して主に紛体輸送に使います。

メリットとしては、搬送手段として空間を使いますので、床平面のスペースを有効活用できるところです。

又、紛体に限らず配管途中で採取、又は粉砕したビニール片もまとめて搬送します。これには色々なシステムがとられますが基本的な流れを紛体を例に説明します。

篩 ⇒ 一時貯留 ⇒ダンパ ⇒ T管にて搬送用空気と合流 ⇒ 量により配管、ダクトで空気と一緒に搬送 ⇒ サイクロンで捕集 ⇒ 残差空気はバグフィルタ ⇒ ブロワーを通して大気放出

空気搬送配管内は負圧で使用、配管としてのラインにはダンパ他の各種部品がつきます。T管にて搬送用空気と合流の空気取り入れ口にはフィルター付きのフードを設けますが、このフィルター選定において、圧損の見極めが専門的になり全体に影響を及ぼしますので、系統線を組む設計は専門知識によります。

話は少しそれますが、同じ原理を利用したものに真空輸送という方式があります。病院、集合住宅などのごみ袋単位を搬送させますので、上記の負圧を更に強力なものにする為、真空と呼ばれており、こちらは物理的にも大規模な装置になります。

話を戻しまして、配管ラインの曲がり部はちなみにエルボは使用せず、メーター単位の曲がり半径を必要としますので、高さ関係などを考慮しなければなりません。機器配置クラスの技術が要求されます。

必要なパラメーターは搬送対象物の性状(粒度や水分)特性、嵩比重、静安息角、動安息角、流動性指数、圧縮度(%)、噴流特性値等々予備知識と技術が必要です。

パラメーターの簡単な説明をします。

嵩比重:空気搬送で採用する嵩比重は配管内を移動する時の密度設定ですので配管内を均一に移動するわけではありませんので、部分的に「ゆるめ」のエリアと「動的」な状態での比重になり、配管のライン形状であらかじめ判断する必要があります。一般的には平均値を採用しますが、基準値より更に小さい値を使います。水分%にも十分留意します。

噴流特性:空気搬送にはこのうち分散度を重視します。

流動性指数:サイクロンの捕集効率に影響する数値です。

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